こんにちは〜!2020年も前半が終わり、後半戦がスタートしました。
年明け早々コロナ感染問題が勃発し、私にとってはこれまでの価値観が一変する上半期でしたが大きな気づきや学びがありました。みなさまはいかがでしたでしょうか。
下半期もきっといろいろあるでしょうが、元気に明るく参りましょう〜
ということで、女性の人間力アップ講座12回目は「気品と働き」です。
気品のある人というと、どんな人をみなさんイメージされますか?
森信三先生は「気品」と「働き」を兼ね備えた女性が理想の女性である!!とおっしゃっています。
女性として目指すべき姿の要素である「気品・働き」とは何かを理解した上で、どうしたら身に付くのかを一緒に学んでいきましょう。
最後に森信三先生直伝の女性のおしゃれポイントもお伝えしていきますね。
それでは今回も進めてまいりましょう!
(ちょっと補足)このブログ講座は
森信三先生著「女性のための修身教授録」の講義内容から抜粋して重要ポイントをお伝えしております。
「気品」ってそもそも何?
はい、早速ですが森先生のお言葉です。
人間としての気品の大切なことは、今さら改めて申すまでもないことであります。
すなわち気品とは、いわばその人の人柄のゆかしさから出る一種の香りとでも申すべきもので、実際気品とは人格の精髄そのものといってもよいでしょう。
特にあなた方のような女性としては、気品ということはもっとも大切な点だといえましょう。
気品は一種の香り。
確かに気品ってわかりやすく目に見えるものではなく、雰囲気、オーラから醸し出されるまさに「香り」っていうイメージですよね。
その香りは、人格の精髄そのもの。精髄とはその人の一番大切なところという意味でもあるので、
気品=その人の人格
だからこそ女性にとって気品がもっとも大切というのは、なるほどなるほどです。
ただ気品がある人というと、どんなイメージを持ちますか?一般的には、体が細くて華奢で、思わず助けたくなるような存在。美人薄明というか、はかなげな美しさを持ってる方をイメージしやすいのではないでしょうか。
でも実際は一人の女性として、家事や育児、仕事を行っていたら「気品」だけではやっていけない問題がありますよね。だからこそ、理想の女性として「気品」に加えてもう一つの「働き」が必要なんですよ!と森信三先生はおっしゃいます。
「気品」と反する「働き」が一緒になって理想の女性となる。
もう一方の「働き」とは、簡単に言うと
芯の強さを持っていてどんな仕事(家事も含めて)もテキパキとさばいていく、実際の「働き」の事
を言います。
この「気品」と「働き」の2つに対して森先生曰く
気品というほうは、これを天地で申せば天に比すべきものともいえましょう。
すなわちそれば高くして澄んだものであります。ところが働きという方は、いわば地に属するものであります。
「気品」は天
「働き」は地
なんとなんと、相反するものが2つ備わっていることが望ましいということですね。
相反する「気品」「働き」を身に付けて理想の女性になるために
でもでも、相反するものを身に付けていくことって、難しく感じますよね。
また気品って生まれ育ちというか、その人の生まれ持ったものが大きく影響しているように思えます。
平々凡々の凡人が気品なんて身に付くのかしらん。なんて疑問がむくむくと出てきますが、それに対して森先生、どうしたらよいかこのようにおっしゃっています。
真の気品というものは、決して単なる生まれつきだけから出るものではなく、それはやはり長い年月にわたる、その人の修養によって導き出されたものでないと、真の味わいはないのであります。
同様にまた働きということも、ただ無茶苦茶な力働きというだけでは、真の働きとはいえないでしょう。真の働きといわれるためには、どうしてもそこに頭の働き、さらには心遣いというものが加わらねばならぬでしょう。
出ました!森先生のおなじみのご指導「修養しなさい〜」です笑
そして、周りや状況を考えて行動。心遣いをしなさい。という教えですね。
でもでも、理想の女性に必要な「気品」「働き」は天と地くらい相反するもの。
人間は素のままだとどちらかに偏りやすい傾向がある中で、両方を身に付けるのは、やはりとても難しいと思えますよね。
森先生も「決して容易なことではありません!(きっぱり)」と断言していらっしゃいます。
そこを乗り越えていくには、
- 私たちの心ひとつ(理想の女性になる!という決意)
- 一日一日、一呼吸一挙手一投足を大事にする(日々のよき習慣)
- 長年の努力・積み上げをする(小さな日々の努力の継続)
が必要です。とおっしゃっています。
あはは〜、やはり付け焼刃では気品は身に付かない、ということですね。
まとめ
ということで今回のテーマは「気品と働き」について森信三先生に教えていただきました。
ポイントとしては、
- 気品はイコール人格であり、女性にとって不可欠であるもの
- 理想の女性は「気品」と「働き」という相反するものを兼ね備えている
- そこに至るには、身につける決意と日々の小さなよい習慣の積み上げ、そして長年の継続努力が必要ですよ。
ということでございました。
うーん、、気品を身に付けるには正直道のりは長く、大変そう。。当然といえば、当然ですが、「気品」と「働き」を兼ね備えた理想の女性になるように、みなさま、またまた精進いたしましょう〜笑
そして、最後に森信三先生からの女性のおしゃれアドバイスです〜
森信三先生からのおしゃれアドバイス 5つのポイント
おしゃれとは、服装や化粧、それにアクセサリーや持ち物等の総合的な美的感覚の現れを言うわけですが、次の点に心がけてはと思います。
- 女性らしさを失わないこと
- あまり流行の先端に走らないこと
- 虚栄心による見せびらかしをしないこと
- すべてがよく調和していること
- その人らしさを失わないこと 等々…
結局は気品を失わないというのが根本の心構えでしょう。
ファッション誌のとは一味違う、修身の観点からのおしゃれアドバイス。なんだか新鮮ですね〜
特に特に、「3.虚栄心による見せびらかしをしないこと」は、日本の最古の芸術である能の大家である世阿弥の言葉「秘すれば花」
をイメージさせます。見てみて〜!という行動は、、、グッと押さえましょう笑
それでは今回はこのへんで。
次回のテーマは「心の清らかさ」。今回の「気品」に引き続き、澄んだ心・人間になるためのポイントを教えていただきましょう。
ではではまた次回!今回もお付き合いいただきありがとうございました!