それでは、今回は神仏を敬うことで身に付くヒューマンスキル
謙虚さ(自分よりも偉い存在が常にいる感覚)
想像力(人知を超えた力・目に見えない存在を想像する)
共感力(神様・仏様ご先祖様と心を合わせる気持ち)
礼儀・マナー(寺社での立ち居振る舞い)
クレンリネス/整理整頓(穢れを祓う)
こちらも具体的にどのようなスキルなのか、そのあたりを確認してから神仏を敬うこととの結びつきを紐解いていきますね!
「共感」のそもそもの言葉の意味をチェック!
では、今回もまずは言葉の意味から見ていきましょう!共感を辞書で調べてみると、こんな意味が出てきます。
- 他人の体験する感情や心的状態、あるいは人の主張などを、自分も全く同じように感じたり理解したりすること。同感。(広辞苑)
- 他人の意見や感情などにそのとおりだと感じること。また、その気持ち。(デジタル大辞泉)
円滑なコミュニケーション・マネジメントに求められる共感
カウンセリングやコーチングを学んだことのある方であればだれでも知っている「傾聴」
アメリカの臨床心理学者であるカールロジャースが提唱したアクティブリスニング(積極的傾聴)には、聞く側に次の3つの心構えが必要とされています。
自分の感情や判断を入れずに、無条件に相手の話を受け止める。ということですね。
このアクティブリスニング(積極的傾聴)は、円滑なコミュニケーションを築く上では欠かせないものとして、今では人の話を聞く専門職のトレーニング以外にも、接客販売やコミュニケーション・マネジメント研修でもよく取り上げられています。
神様を敬うことと共感力の関係
一般的な宗教にはいわゆる「教え」と言うものがあります。
キリスト教であれば聖書
仏教であればスートラ
イスラム教であればコーラン
ユダヤ教であればタルムード
といったものですね。
それぞれの宗教で、神様仏様を敬うということはイコール
この経典を信じる=この経典の教え(考え)・心に合わせるということ。
なので
なんていうと、神様仏様を信じて敬うことに繋がらないんですよね。
そのとおり!
Yes That's right!!
と教えを無条件に受け止めることが必要となってきます。
これは先ほどのロジャースの提唱したアクティブリスニングで必要な自分の感情や判断を入れずに、無条件に相手の話を受け止める。
ということにつながってくることがわかりますね!
神仏を敬う気持ちから共感力を高めるために
宗教というと、宗教=マインドコントロールといった捉え方もあるので、すこし重たく・怪しい・・・という抵抗感が出てくるかもしれませんね。
ですが宗教は好き嫌いとか、善悪関係なく人類が生まれた時同じくして誕生しているといわれているもの。
何かの宗教を信なければいけない、というわけではなく(私もどこかの宗教に入っているわけではないので)
まずは、自分の考え・判断だけで物事を見るのではなく、違うものに心を合わせていく。
お天道様が見ている
悪いことをしたら神様の罰があたる古来から伝わる風習や祭事を信じる。
そしてその昔からの教えや神仏の心に気持ちや行動を合わせようとする。