1. 女性のための人間力アップ講座(全15回)
  2. 女性のための人間力アップ講座
  3. 女性の人間力アップ講座【第2回】言葉について
 

女性の人間力アップ講座【第2回】言葉について

女性の人間力アップ講座【第2回】言葉について

 

前回からスタートした「女性の人間力アップ講座」2回目の今日は言葉についてです。

新約聖書ヨハネによる福音書第一章、冒頭にははじめに言葉ありきと書かれていたり、日本にも言霊という言葉がありますが、昔から言葉=神様と言われてきたくらい大切なものなんですよね。

森先生も誠の人間になるためには、まずは言葉を慎むことがとっても大切です!!とおっしゃっています。
では、なぜ大切なのか、どのようにしたらいいのか、森先生に教えてもらいましょう〜

言葉が大切な理由

まずなぜ言葉が修身にとって大切なのか。この理由を押さえておかないと「これをしなさい!」と言われても納得しづらいですよね。

森先生は、大切な理由をこのようにおっしゃっています。


真の修養とは、言葉を変えて言えば、四六時中、心にゆるみの無いことだともいえるからであります。
すなわちいかなる瞬間にも、うっかりするとか、つい調子に乗って・・などと言うことがなくなるのが理想だからであります。


ついうっかり、、、調子に乗って、、、私、お恥ずかしながら多々ありますが、それをなくすことが人としての理想なんですね。

そして

修養が四六時中、心に油断のないことだとしたら、言葉を慎むというのは、それに近づく最有力な手段の一つと言えましょう。
すなわち、が心を清めようとしたら、まず言葉から清めてかかるというのが現在の着手点というものであります。


人間というのは、常に何気なしに誰かと話をしていますよね。言葉は私たちの生活にかなり密接にかかわっているものなので、その言葉を一つ一つ念入りに慎んでいくことは、とても骨の折れることだけれども、同時にそれだけの効果も必ずある!とおっしゃっているんですね。

では具体的に言葉を慎むためにはどうしたらよいのか。次を見ていきましょう!

人間力アップ!言葉を慎む3つのポイント

言葉を慎むポイントとして森先生は次の3つを挙げてくださっています。

  • ポイント1 言葉数を少なくする
  • ポイント2 下品な言葉を遣わない
  • ポイント3 相手の心持ちを察しながら話を進める

それぞれもう少し具体的に見ていきますね。

ポイント1:言葉数を少なくする

第一はなんと申してもまずは言葉数を少なくするということでしょう。すなわち必要のないことはなるべく言わないようにする(中略)
話をした後では、必ず今自分が話した事項について、それが果たして必要な範疇を越えはしなかったかどうか、すなわち、「言わなくても済むことを、ついうっかり言ってしまったのではないかしら」と、一々わが心に点検してみる心がけが大切です


話をした後に、言ってしまった後に「あー、余計なこと言わなきゃよかった」と思うことってありませんか。(私はたまにあります)
特にキャリア支援で担当する模擬面接では「必要以上のことを言わないようにしてください!!」とよくアドバイスをします。
なぜかと言うと、特に相手にわかってほしいと思えば思うほど言葉を重ねていくんですが、そうすることにより「それ言ったら誤解を招くよ!」「変に突っ込まれる!」なんて余計に話したばっかりに逆に墓穴を掘ってしまうことがあるんですよね〜

余計なことは言わない。言ったあとにわが心に点検してみる。とても大切だと身に染みて思います。。

ポイント2:下品な言葉を遣わない

特に自分の口癖になっているような二、三の下品な言葉は、これを根こそぎにすることが大切です。
下品な言葉というと、悪口とか、汚い言葉とか、タメ口とか、下ネタとか、、でしょうか。みなさま、共に気を付けましょう。

ポイント3:相手の心持を察しながら話を進めていく

実際にお互いぼんやりしていますと、自分の言葉がいかに相手の心を傷つけたか、第三者にはよくわかっていながら、肝心のご本人はとんとそのようなことには気づかずに平気でしゃべり続けているということが少なくないものです。
そもそも話というものは対話ですから、自分の語る一語一語が、相手の胸にいかに響き、いかにこたえるかを、一々察しながら話さねばならぬのであります。

特に女性は、自分の話したいことをわーーっと話をする傾向がありませんか。話をしながらも、常に別の自分がその姿を客観的に見ている。そんな心持で対応することが必要なんですね。これが出来たら、相手を思いやる心も一緒に育まれますね!

まとめ 言葉からすべてがはじまる

日頃何気なく使っている言葉ですが、それだけ密接にかかわっているからこそ、日々意識をして使うなんてあまりないですよね。
はっきり言って、そんなの窮屈でめんどくさい〜!って思う気持ちがむくむくと出てきてしまう。。

それに対してもですね、森先生、私たちの気持ちを察するかのようにこんなことをおっしゃっています。
かように申せばあなた方は、「なんと窮屈なこと」と思われるかもしれません。しかし少し努力いたしますと、窮屈という感じよりもむしろこれまでの無考えな自分の態度が恥ずかしくなり、時には空恐ろしくもなるでしょう。
ですから一歩修養の道に踏み出せば、もちろんそこには苦しみもありましょうが、同時にそれだけの楽しみもあることゆえ、決して窮屈とは感じないことでしょう
見た目がとても美しくてかわいらしくても、「口を開いたら。。」と相手を幻滅させてしまったらもったいないですもんね。特にリーダーの方々は様々な人と出会う機会が多く、影響力が大きいので、この言葉を修めるというのはちょっと窮屈に思えますが、ぜひとも取り組んでいきたいところですよね!

私はこの記事を書きながら改めて日ごろの自分を反省しました。。改めて日ごろの自分の言葉を振り返ってみて、何か気づきを得てもらえたら嬉しいです。
そして3つのポイント、人間力・女性らしさもアップできるんだわ♡とワクワクした気持ちで取り組んでみてはいかがでしょうか。