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新入社員に伝えてほしい。会社が存在することは実は奇跡かも?

2025/01/15

歴史を知ることで誇りが生まれる

新入社員に伝えてほしい。会社が存在することは実は奇跡かも?


大河ドラマや歴史小説、映画などで、先人たちの努力や挑戦、そして血と汗と涙が詰まった物語に感動した経験はありませんか?


実は、今私たちが存在している「会社」や「日常」も、そうした歴史の積み重ねの上に成り立っているんですよね。

今回は、毎月実施している「少年日本史読書会」を通じて学んだことをベースに、新入社員研修において「創業の物語」を伝える重要性についてお話ししたいと思います。


歴史を知ると、誇りや感謝の気持ちが生まれる。


そんなことを知っていただければ幸いです!




1. 少年日本史読書会から学んだこと

私が主催する「むすひポンポン塾」では、毎月1回「少年日本史読書会」を開催しています。

この読書会では、国学者・平泉澄先生の700ページにも及ぶ大著を輪読し、その感想を参加者同士でシェアし合っています。


皇學館大學出版部 少年日本史


この読書会は、すでに3年ほど続いていますが、その中で私が学んだことは、歴史を体系的に学ぶことで、人生や時代には必ず紆余曲折があるということ。

そして、数多くの国家の危機的状況を乗り越えてきた先人たちの想いや、命を投げ出す覚悟。

困難や挑戦、血と汗と涙を知り、そのおかげで「今の私たちの日常がいかに貴重か」を実感するようになりました。


私自身、もともとは国家「君が代」に対して「暗いからもっと明るい曲の方がいいよね!」なんていうことを言っていたくらい、歴史に全く興味がありませんでした。実際、30代に入るまでほとんど歴史に触れることがなかったのです。


しかし、少しずつ歴史に触れていくうちに、今ここに生きているのは、多くの先人たちの支えによって成り立っているということに気づかされました。

そして、歴史を知る重要性を肌身で実感し、歴史文化の啓発活動にも積極的に取り組むようになりました。


過去を知ることで、私自身の価値観が大きく変わったんですね。


2. 歴史を知ることが会社の誇りを育む理由

2025年卒の新社会人たちがもうすぐ誕生します。

それと同時に、新入社員研修の季節がやってきますが、みなさまの会社では、研修の中で会社の創業ストーリーや沿革を伝える時間を設けていらっしゃいますか?


私が約10年担当しているある一部上場企業では、近年、創業時のエピソードや成長の歩みを新入社員に伝える取り組みを始めました。

この企業は地方の小さなベンチャーからスタートし、現在では都内の一等地にある素晴らしいオフィスビルのワンフロアに会社を構えています。

しかし、倒産の危機を何度も乗り越えてきた背景があります。


新入社員たちはその背景を知らず、「大手企業だから安定していて当たり前」「今の手厚い制度や福利厚生は当然」と思っていることが多いのです。


ですが、創業時の苦労や乗り越えてきた困難を知ることで、「今が当たり前ではない」ことを実感する機会になります。


3. 新入社員に伝えるべきメッセージ

新入社員に、会社の歴史や創業者の思いを伝えることは、単なる情報の共有ではありません。

それは、「自分たちがその未来を担う存在である」と気付いてもらうきっかけでもあります。


新入社員研修といえば、マナーや仕事の進め方などのスキルを教えることはもちろん重要ですが、同時に会社の歴史や創業者の思いを伝えることで、その会社で働く誇りや責任感が自然に育まれます。

また、創業の精神やこれまでの歩みを知ることは、その会社で働く木の根っこの部分を作ることにもなるんですね。


ぜひ、今年の新入社員研修では、会社の創業ストーリーや現在に至る紆余曲折・沿革を伝えてみませんか?


当社の社員研修では、外部講師の立場から、貴社のすばらしさや創業ストーリーを伝え、新入社員に誇りや未来を担う自覚を促す関わりをしています。

ご興味を持っていただけたら、ぜひお気軽に無料面談をご活用くださいね!


会社の未来をつくるのは、これからの若い世代です。

歴史を伝えることを第一歩として、若手社員の誇りや未来を担う力を育んでいきましょう!